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瓦屋根の魅力

屋根は家を守ったり、私達が快適に暮らす上で非常に大切な役割を担っています。
これから家を建てる人も、すでに家を立てている人も、
屋根の役割、重要性について私と一緒に学んでいきましょう!!!

01屋根の役割

屋根は建物の一番上に設置されていて、その建物にいる人々が快適に過ごす上で重要な役割を担っています。 私たちが快適に過ごすために、屋根に求められる機能は「防水性」「耐風性」「遮音性」など下記に記したとおり非常に多くなってきます。 そのため居住環境に合わせた屋根材選びが重要です。
また、どんなに丈夫な屋根でも時間の経過とともに劣化していくことは免れません。将来のことを見据えて、屋根工事を施工しやすい素材補修性であること(能率性)や劣化部分のメンテナンスが容易であること(補修性)も求められます。 快適な生活がずっと続くように、将来のことも考えて屋根を選びましょう。

02屋根の種類

屋根の種類は大きく3つに分けられます。しかし、先程述べた機能をすべて備えた 屋根というのは存在しません。そこで重要なのは、それぞれの屋根の特徴をよく知 り、自身の生活環境に合わせた屋根選びをすることです。
また、屋根材だけでなく屋根を構成している「野地板」や「防水シート」にも気を 配ることで屋根の性能を補ってあげることも重要です。

次は3種類の屋根の特徴について、ざっくり説明していきます。
分からないこと、難しいと感じたことは迷わずプロに相談しましょう!

瓦屋根
      

大きく分けて日本瓦と洋瓦がありますが、形状も様々です。リフォームや塗り替えも必要なく屋根の中では一番長持ちし ます。総合的なメンテナンスコストは安く済みます。遮音性、断熱性が高く、また結露が起こりにくいので、家自体の寿命 を長くします。
ただし、金属屋根やスレート屋根と違い材料自体に重量があるので耐震性のある建物が要求されます。
しかし、耐用年数は長く一度葺き替えればメンテナンスは必要ありません。地震の多い日本、近年は屋根の耐震性が 求められるようになり、それにより震度7クラスの地震が発生しても耐えられる工法で施工しています。その一つとして ガイドライン工法 があります。

"瓦屋根"をざっくりまとめるよ!
長所        

とっても丈夫!
家自体の寿命を長くしてくれる。

短所        

屋根が重くなる
屋根材自体の価格はお高め。

     

◎メンテナンス目安 ほぼ無し

スレート屋根
      

流通量も多く施工費も含め安価です。粘土瓦と比べて軽量です。現在住宅屋根の代表格「コロニアル」という商品名で知 られています。価格は比較的安価な物から高価な物まで種類があります。
ただし、経年劣化が起こりやすく、水分が定着しやすく苔などが発生しやすいです。また、10年以上経つと色落ちが始まり、割れやすくなります。
その為表面を塗りなおす必要があります。

"スレート屋根"をざっくりまとめるよ!
長所        

値段はお手頃!
予算に合わせた設置が可能

短所        

10年以上すると色落ちの可能性大。
塗り直しが必要。

     

◎メンテナンス目安 約10〜15年

金属屋根
      

薄くて軽い屋根です。金属の為水を吸い込まず屋根材が水でもろくなることも少ないです。以前は「トタン」が主流でし たが最近では超耐候性鋼板の「ガルバリウム鋼板」を使用する屋根が多いです。
ただし、断熱性能がないので、屋根の下に断熱対策を必要とします。また雨音など防音対策も必要です。キズ、へこみ が出来やすくそこから錆が発生してしまうことがあります。価格は安価ですがメンテナンス費用も考慮しておく必要があります。

"金属屋根"をざっくりまとめるよ!
長所        

3つの中で一番軽量
水に強い!

短所        

断熱・防音対策が別途必要。
メンテナンス費用も考慮する必要アリ

     

◎メンテナンス目安 約15〜20年

3つの屋根について、大枠は掴んでもらえましたか?
私の推し屋根はもちろん、「瓦屋根」...!!
瓦の魅力について、もっともっとお伝えします!!!

03瓦屋根の魅力

日本の瓦の歴史は1400年以上。
これほど長く日本の家屋を守り続けている屋根材は他にはありません。それは和瓦が日本の気候に最も適した屋根材だからです。 例えば、和瓦を形造る山の部分と谷の部分には、それぞれに意味があり大切な役割があります。雨水は谷部分を流れ屋根から効率的に排出されます。また 瓦裏の気層により通気性と断熱性が生まれ、屋根と家屋を健全に保ちます。他にも瓦屋根の魅力はたくさんありますが、代表的な特徴について説明していきます。

魅力1「豊富な種類」

瓦の形状や色には様々な種類があり、今までの日本家屋の純和風のイメージにはとても収まり ません。洋風の家に合うものや、シンプルでモダンな建築デザインに合うものなど、実はとてもカラフルで色々な種類の瓦もあります。「洋瓦」や「軽量瓦」など進化した瓦を使用して、お気に入りの屋根を一緒に作りませんか?

▲和瓦の屋根

▲洋瓦の屋根

魅力2「抜群の性能」

瓦屋根は「遮音性」、「断熱性」が高く、また「結露が起こりにくい」ので、家自体の寿命を長くします。 つまり、「夏は涼しく、冬は暖かく、年中静かにゆったり過ごす」ために瓦屋根はぴったりということです。
繰り返しになりますが、瓦屋根ほど日本の気候に適した屋根材は他にありません。

魅力3「優れた耐久性」

金属や化粧スレート、セメント系は初期費用としては安い印象がありますが、メンテナンス費用を考慮する必要があります。 一方耐久性が高い瓦は、
塗装が不要
点検は10年に一度程度
・万が一修繕が必要な場合も一枚一枚交換ができるためその箇所のみ交換でOK
など、メンテナンスに優れている点も魅力です。屋根の値段は「屋根材費+メンテナンス費」のトータルで考えていく必要があると言えます。

ひとりでも多くの方に瓦の素晴らしさを知っていただきたい、
それが私たちの思いです!